こんにちは、元消防太郎です。
今日は、僕が「このまま消防士を続けていくべきか」と初めて考えた日の話をします。
それは消防士5年目の朝でした。
僕が勤務していた消防署の朝は、「キンコンカンコーン」というチャイムで始まり、仮眠から起こされます。
これまで何百回も聞いてきた音。
体は反射で起きる。
でもその日の朝は、少し違いました。
目は覚めているのに、心がついてこない。
「またこの音か」
そう思った瞬間、ふと頭に浮かびました。
「俺、この音であと何十年も起き続けるのか?」
辞めたい、とまでは思っていませんでした。
でも、
このまま何も考えずに歳を取っていくのか?
という疑問が、初めて自分の中に生まれました。
消防の仕事が特別きつかった日だったわけでもありません。
理不尽なことがあったわけでもない。
ただ、心のどこかで違和感を覚えた、そんな5年目の朝でした。
今思えば、あれが始まりだったのかもしれません。
その後すぐに辞めたわけではありません。ですがその後の3年間は、ひたすら「このままでいいのか?」と自問自答する日々が続きました。
